こんにちは、ヒロです。

 

久しぶりのブログになりました。

 

書きたいネタは色々あるんですけど、
また今度書こうと先延ばしにした結果、
更新が滞ってしまいました。

 

ナンパ仲間からも

 

「ブログ楽しみにしてるんだからちゃんと更新してよ」

 

と、ご指摘ともエールとも受け取れる言葉をいただいたので
少しずつでも更新していこうと思います。

 

体重115キロのアラフォーのナンパコンサル生

 

さて、今回は
僕のナンパコンサルでの出来事について
書いていこうと思います。

 

僕のナンパコンサルの受講生に
Mさんと言う男性がいます。

 

Mさんとの出会いは
ナンパ師の集まる飲み会でした。

 

初対面の印象は

 

「カラダがデカい!というかめちゃめちゃ太ってるやん・・・」

 

というのが偽らざる本音でした。

 

軽く挨拶をして、
ナンパコンサルに興味があるとのことだったので
後日、二人で飲むことになりました。

 

二人で飲みに行ったときに、
Mさんのこれまでの女性関係について
詳しく聞かせてもらいました。

 

Mさんは38歳の自営業者で
コンプレックスの塊のような人でした。

 

自分自身に自信が無く
購入した恋愛教材は数知れず。

 

有名教材からマニアックなものまで
多数取り揃えているようでした。

 

非モテでありながらも
女の子のことが大好きで、
キャバクラやテレクラに通いつめ
女の子の接点を持っていたとのこと。

 

ひとりの女性にハマってしまうと
その女性に対する想いが強くなりすぎて
抜け出せなくなること。

 

その結果、
せっかく良好な関係を築けた女性が
自分の元から離れていくことが
これまでに何度もあったとのこと。

 

一人の女の子を想うのは精神的に苦しく、
追いかければ追いかけるほど
離れていくという現実に直面し、
このままではいけないという思いを強くしました。

 

ナンパができるようになれば
女性関係に困ることは無くなるし
女性に対して余裕ができる。

 

そうすれば立ち振る舞いも変わってくるはず。

 

女性を魅了できる立ち振る舞いができれば、
本当に好きになった女性と
良好な関係を継続できるようになるのではないか。

 

そういった思いから
ナンパに興味を持ち
ナンパ教材を購入しました。

 

しかし、
ナンパ教材を買って知識を入れたものの、
街に繰り出す勇気を持てず、
ストリートナンパを実践することはできませんでした。

 

そんな状況の中
ナンパ師が集う飲み会に参加し、
ヒロのナンパ師っぽくない風貌に親近感を覚え、
ナンパ講習にも興味を持ったとのことでした。

 

「こんな38歳のデブでもナンパできますか?」

 

「外見がイケてなくてもナンパして大丈夫ですか?」

 

「ブサイクなデブですけど、ちゃんと面倒見てくれますか?」

 

Mさんのセルフイメージは
異常なまでに低く、
後ろ向きの言葉が数多く出てきました。

 

お世辞にもカッコいいとは言えない、
自堕落な生活によりブクブクに太ったアラフォーのおじさんが
ナンパで女性を口説くことができるようになるのか?

 

正直、僕にも分かりませんでした。

 

でも、
妙に親しみやすい純朴なMさんの人柄に惹かれ、
なんとかMさんのチカラになりたいと思いました。

 

そして、
僕は言葉を選んで
以下のことを伝えました。

 

ストリートナンパでは、
喉が渇いた女性と出会いうことができれば
男性側のスペックが低くても連れ出せることがある。

 

いまの太ったカラダで
すぐに成果を出すのは難しいかもしれないが
食事とトレーニングでカラダを絞れば
見た目は十分に改善できる。

 

最初からプロのナンパ師のような
切れ味のあるトークをするのは難しいかもしれないが
数をこなすことでトークは上達する。

 

ダイエットもナンパのトークも
継続することで上達するし、
上達すれば女性を連れ出すことはできるようになるはず。

 

やるべきことは、
ご自身の課題を一つずつクリアしていくこと。

 

これは僕自身も通ってきた道だし、
ナンパで美女とヤりまくっている凄腕の人たちも、
課題を克服してきたから成果を出せているという事実がある。

 

スタートラインは人それぞれ違うかもしれないけど、
その人なりの「頑張った道のり」があるはず。

 

アラフォーで太っているのは事実だし
スタートラインは遅れているかもしれないけど、
課題を一つずつクリアしていけば
必ず成果は出るようになる。

 

必ずナンパもできるようになる。

 

必ず好みの女性を口説けるようになる。

 

だから、
一緒に頑張っていきましょう!

 

これらのことを
ひとつひとつ、丁寧に
僕自身の経験や想いを込めてお伝えしました。

 

その想いが伝わったのか
Mさんは僕のコンサルを受けてくれることを決断してくれました。

 

この日の別れ際に
Mさんに聞かれました。

 

「講習の日までにやっておいた方が良いことって、ありますか?」

 

僕は少し考えた結果、

 

『できる限りカラダを絞っておいてください。

 

ダイエットってすぐに成果が出るものではないけれど、
今日からでも始められることなんで。

 

ナンパに限らず、
女性から魅力的に感じてもらうためには
外見が良いに越したことはありません。

 

生まれ持ったイケメンにはなれないですけど、
カラダを絞ってサイズ感のある服を着れば
女性に受け入れられる雰囲気にすることは可能です』

 

体型について言及するのは
僕も勇気が要ることですが
Mさんはこのとき体重が115キロありました。

 

Mさんは身長が高いとはいえ
太りすぎなのは明らかでした。

 

Mさんに成果を出してもらうために
本人にとって厳しいことも伝えなければならない。

 

そう思い、ダイエットに取り組んでもらうようお伝えして、
この日は別れました。

 

 

緊張しまくりの初講習

 

3月の某日、
Mさんのナンパコンサル初日を迎えました。

 

場所は新宿。

 

お会いした瞬間、
見た目の雰囲気が大幅に改善されていることに気づきました。

 

ダイエットに取り組み、
115キロあった体重を90キロ台まで落としたとのことです。

 

一般的な男性と比べるとまだ太り気味ではありますが、
ナンパで成果を出すための取り組みを
さっそく実行してくれたことが本当に嬉しく思いました。

 

「だいぶ絞りましたね」

 

と感想を伝えると、

 

「いやー、デブは10キロぐらいすぐに落ちるんでるよ」

 

と謙遜?されていました。

 

カフェに入り、
座学からスタートしました。

 

ナンパの全体像と具体的なやり方を説明しつつ
Mさんからの質問にお答えしました。

 

この日は、Mさんにとって人生初のストリートナンパ。

 

カフェで座学をしている時から
不安そうな表情を浮かべたり、
額に汗をかいたりと、
緊張しているのが手に取るようにわかりました。

 

2時間ほどで座学を終えると
路上に出て実地講習をスタートさせました。

 

女性への近づき方や声をかけるときの距離感、
目線の合わせ方や立ち振る舞いなど、
基礎的なことをレクチャーしました。

 

基礎のレクチャーを終えると
僕が女の子に声をかけるところを見せて
雰囲気を感じてもらい、
いよいよ、Mさん本人にも声かけをしてもらいました。

 

「いやー、マジで緊張します」

 

と不安そうな表情を浮かべるMさんに対し

 

「あのピンクの服の女性に声をかけてください」

 

と、僕から指示を出します。

 

めちゃめちゃ緊張した状態で
上ずった声で
僕の指名した女の子に声をかけるMさん。

 

女の子がどんな反応をするのか、
僕も気になりました。

 

すると、
思いのほか、女の子の反応が良い。

 

これは僕にとっても意外でした。

 

お世辞にもイケメンではない、
ぽっちゃりと太ったおじさんが
愛嬌のある笑顔で話しかけてくるなんて、

 

ストリートを颯爽と歩く美女たちも
予想していなかったのでしょうか?

 

ガンシカがほとんどなく
笑顔で対応してくれたり
会話がオープンすることも多々ありました。

 

それどころか、
会話が弾んで粘って粘って
10分以上も並行トークを続けることもありました。

 

Mさんはもしかすると、
もの凄いポテンシャルを持っているのかもしれない。

 

初ナンパで和みまくってるMさんを見て
そう思わずにはいられませんでした。

 

Mさんは、
僕が指名した女の子に対し
一切迷いを見せずに声をかけていましたが、

 

10人ほど声をかけたところで
ダラダラと汗を流しながら、

 

「ちょっと、心臓がバクバクでやばいんで、ちょっと休憩してもいいですか?」

 

と申し出てきました。

 

平然と声をかけているように見えましたが
本人にとってはギリギリの戦いだったみたいで。

 

自分のエネルギーのすべてを瞬間的に集中させて、
まさに意を決しての声かけだったみたいです。

 

それを10回も連続で行ったのだから、
消耗するのは当たり前ですよね。

 

軽く休憩を挟んでメンタルを回復させ、
その後1時間ほどストリートでアプローチし
合計30人以上の女性に声をかけたところで
この日の講習は終了となりました。

 

バンゲ、連れ出しという成果は出せませんでしたが、

 

人生初のストリートナンパで、
30人以上の女性と対峙したことは
有益な経験になったのではと感じました。

 

その日の夜に、
Mさんからラインが届きました。

 

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今日はおつかれさまでした。

 

ヒロさんの面倒見のよさに、
講習を受けたのがヒロさんでよかったと思いました。

 

テレクラやキャバクラで
女性との会話に慣れてたこともあり
自分でも思ったよりも形になってた気がします。

 

でも、「形だけ」だったなーと思います。

 

「女の子に寄り添えなかったこと」と

「ずっと余裕が無かったこと」

大きくこの2点が課題というか反省だったかなと。

 

声をかけた30人のうち、何人かとは
「うわー、楽しい」
って感じる会話ができたので
そんな感覚も大事にしていきたいです。

 

自分磨き、カラダ絞りはほんと加速していきたいです!

 

————————————————–

 

といった感想をいただきました。

 

ひとまず、
Mさんは無事に
ストリートナンパデビューを果たすことができました。

 

 

ネガティブとリバウンドから講習が延期に

 

そこから期間を空けずに
2回目の講習をしたかったのですが
仕事などで都合が合わなくて日程が決まらず。

 

さらに

 

「リバウンドしてデブに戻ったから
少し期間を空けてもらえませんか?」

 

という要望があり、
さらに先延ばしにすることに。

 

気付いたら
初回の講習の日から
あっという間に2か月が経過してしまいました。

 

期間が空いたことで
ナンパに対して

 

ちょっと後ろ向きになってるのかな?

 

と心配だったので、
決起集会的な意味合いも兼ねて
一度、二人で飲みに行くことにしました。

 

ナンパの話はもちろん、仕事の話や
趣味の話など色々と語り合いました。

 

そこでモチベーションが回復したのか、
二人で飲んでから一週間後、
6月の最初の金曜日に
第二回の講習をすることになりました。

 

初回講習の後、
ご自身でストリートナンパに出られたのは1回だけだったので、
今回はMさんにとって
人生3回目のストリートナンパでした。

 

2度目の講習はMさんのホーム、町田

 

講習の場所に選定したのは
西の渋谷と呼ばれる繁華街、町田でした。

 

Mさんの最寄りの繁華街が町田で、
新宿や渋谷まで行かなくても
自宅から近い場所でナンパができるになりたいという要望があり、
町田で講習を行うことにしました。

 

17時ごろ、町田駅で集合しました。

 

近くのファミレスで座学を行い、
ナンパの流れの復習と
Mさんに合った声かけのスタイルを
模索しました。

 

Mさんは恋愛教材を買い漁っていて
有名なナンパ教材も多数コレクションしているとのことでした。

 

恋愛教材を正しく学べば
成果を出しやすいと思いますが、

 

「教材の内容を完璧にマスターしないといけない」

 

と勘違いしてしまい、
行動できなくなるという弊害もあります。

 

特にナンパ教材だと

 

女性に対して強気な態度で挑め

 

だとか

 

Sっ気を出さなければいけない

 

女性の言葉を真に受けてはいけない

 

常に主導権を持たなければならない

 

奇をてらう声かけをして女性を混乱させろ

 

などなど、いろんな理論を解説してくれています。

 

だけど、その理論を学んだあとで、

 

「こんなの自分にはできないよ」

 

とマイナスに思ってしまうこともあるわけです。

 

ナンパ教材の洗練された理論を知ることが、
逆にナンパのハードルを高くしてしまっているのかなと
僕は思うわけです。

 

なので、
僕はMさんに伝えました。

 

教材の内容は一旦忘れましょう。

 

あれはテクニックなんで。

 

ナンパってただの出会いだから
特別なことをする必要はないですよ。

 

街で見かけたタイプの女性に話しかけて
デート(飲み)に誘うだけ。

 

シンプルに考えましょう。

 

また、
無理にキャラを作る必要もないですよ。

 

強気なキャラとかを今の段階で意識すると
明らかに不自然になるんで。

 

Mさんの等身大の姿勢で
自然体で勝負したほうが良いと思います。

 

あいさつをして
声をかけた理由を伝えて
飲みに誘う。

 

これをしっかりとやり切りましょう。

 

そうすれば声をかけられた女性も
「行く」「行かない」と返事をしやすいし、
白黒はっきりしてわかりやすいですよね。

 

それに、
声をかけた女性のお腹が減ってたり
飲みに行きたいと思ってる女性だった場合、
十分について来てくれることもありますよ。

 

2時間近く座学を行い
時刻は20時過ぎ。

 

 

アラサーとアラフォーの男2人は、
町田のストリートに繰り出しました。

 

僕を女の子に見立てて、
声かけのロールプレイングをしたあと、
僕が指名した女の子に声かけをしてもらいました。

 

Mさんのナンパトークは決して上手ではないけれど、
自分の弱さと向き合いながら
勇気を出して声をかける姿に胸を撃たれました。

 

1時間ぐらい継続し
ざっと20人以上に声をかけました。

 

ガンシカもありますが
笑顔で対応してくれたり
会話が続く女性もちらほらと出てきていました。

 

しかし、バンゲや連れ出しといった成果には繋がらず。

 

「20人の女性に声をかけれたということ自体、凄いことですよ」

 

と励ましたものの、

 

Mさんの表情が曇っているのが見て取れました。

 

ストリートで初対面の女性と対峙したときの心理的負担、
ガンシカにより自身の存在を全否定されたかのような感覚、
これらの積み重ねによる心理的ダメージに
打ちひしがれているようでした。

 

このまま続けるのはキツイかなと思い
休憩を挟むことを提案しました。

 

「Mさん、一回休憩しましょうか?」

 

「そうしていただけるとありがたいです。メンタルがやられそうです・・・」

 

町田駅東口の広場のベンチに座ってひと休み。

 

Mさんの声かけに対するフィードバックをしつつ、
雑談も交えて会話をしていると、
Mさんは言いました。

 

「ヒロさん、軽く飲んでもいいですかね?
お酒がないとキツすぎます」

 

うーん・・・

 

僕がナンパ講習をするときは
基本的にお酒を飲まずにやるようにしています。

 

それは、
アルコールに頼らずにナンパできるようになってほしいし、
飲まないとナンパができない体質(マインド)になってしまうという
リスクもあるからです。

 

それに、少なくとも講習中は、
僕がすぐ近くにいて支えるので、
アルコールに逃げずに
自分と向き合ってほしいというのもあります。

 

しかし、お酒を飲んだ方が
テンションも上がるし
ナンパを楽しみやすいという側面もあります。

 

僕自身も地蔵時代は
お酒を飲みながら酔っ払った勢いで
ナンパをしていたという事実もあります。

 

苦しみながらナンパをするよりは
お酒を飲みながら楽しく取り組んだ方が良いかなと思い
アルコールを解禁しました。

 

「そしたら、軽く飲みますか」

 

近くのコンビニで
僕はビールを、Mさんは缶チューハイを買い
駅前広場のベンチに腰かけて乾杯しました。

 

「いやー、ほっと一息つきますね」

 

お酒を飲んでリラックスし、
雑談をしつつ、
それぞれが2本ずつ飲み干しました。

 

飲みながら会話を続けていると、

 

「ぶっちゃげ、今日はヒロさんと楽しく飲む日でもいいですよ」

「もう今日は楽しく飲みましょうよ」

 

とMさんから提案がありました。

 

いやいや・・・

 

僕もこのまま2人で飲みに行った方が楽だけど、
それじゃ講習を受けてくれた意味が無い。

 

Mさんにはナンパの楽しさを知ってもらいたいし
成果を出せるようになってほしい。

 

女性関係を改善してもらい
人生をよりよくしてもらいたいという想いがあります。

 

このまま飲みに行ったらただの飲み仲間じゃないか。
それじゃダメだ。

 

「そしたら、あと1時間だけ頑張りましょ。
それでダメなら反省会を兼ねて居酒屋に行きましょう。

 

途中、コンビナンパも織り交ぜれば
楽しくできそうですしね。

 

1時間だけ、頑張りましょう」

 

と伝えました。

 

すると、

 

「わかりました、1時間だけ頑張ります。

今度は、指名ナンパじゃなくて
自分でもターゲットを見つけて声をかけてみます。」

 

と答えてくれました。

 

前向きになってもらえて一安心。

 

残りのチューハイをグイっと飲み干し
二人でグータッチをしてから
再びストリートに繰り出しました。

 

 

前向きな取り組みで人生初バンゲ

 

自分自身でターゲットの女の子を見つけて
勇気を振り絞って声をかけるMさんは
本当にカッコよく映りました。

 

人が頑張っている姿、
努力している姿というものは
本当に美しいものです。

 

それは
ナンパというマイナーで
アンダーグラウンドな分野においても
例外ではありませんでした。

 

初心者のナンパが成功するかどうかは
正直言って運の要素もあります。

 

喉が渇いた女の子と出会わないかなと
ナンパの神様に祈りながらサポートを続けました。

 

Mさんの発言も

 

「さっきよりはいい感じです」

 

「休憩を挟むと気持ちが楽になりました」

 

「いまの女の子は笑顔が見えてよかったです」

 

と、前向きなものが多くなってきました。

 

再開後、40分を経過したぐらいから
コンビナンパも取り入れました。

 

Mさんと僕で交互に声をかけるやり方や
一人歩きの女の子に対し
二人で挟み込むように声をかけるやり方など、
どんどんアプローチしていきました。

 

コンビでもなんでも良いから
ナンパで成果が出る瞬間を実体験として味わってほしい。

 

その一心で、
僕もターゲットの女の子を探しました。

 

 

そして、ついに念願の瞬間が訪れました。

 

僕の声かけの番になった時、
ひとりで歩くマスクをした女の子を発見しました。

 

ヒロ:
「あの子、いきますね」

 

斜めから近づいて声かけ

 

ヒロ:
「こんばんは、なんでマスクしてんの?風邪の人?」

 

女の子:
『あーはい』

 

ヒロ:
「風邪なら俺も一緒じゃん、
俺も風邪気味だけど、あのおっさんに誘われて渋々飲んでんの」

 

女の子:
『そうなんですね』

 

あのおっさんとはMさんのことで、
Mさんをネタにして声かけました。

 

Mさんも少し離れたところから近づいてきて
僕と女の子のトークに食い込んできました。

 

Mさん:
「ちょっと、置いてかないでよ、やっと追いついた」

 

ヒロ:
「てか、リュック持ってるけど遠足でも行ってたの?」

 

女の子:
『いや、学校の帰りです』

 

Mさん:
「医療系?その顔は絶対に医療系だ」

 

女の子:
『ちがいますよ、全然違う(笑)』

 

Mさんの柔らかい雰囲気に場が和みました。

 

会話を継続させ、軽く和んで、飲み打診をしました。

 

ヒロ:
「とりあえず一緒に飲もうよ」

 

Mさん:
「ビアガーデンなら知ってるよ」

 

どうだ?

 

女の子:
『門限あるんで帰らないといけないんですよ』

 

うーん、だめか。

 

この後、時間限定作戦や1杯だけ作戦など
粘ってトークを続けるも連れ出し承諾ならず。

 

連れ出しは難しそうなので
バンゲ狙いに切り替えることに。

 

ヒロ:
「そしたらまた今度飲みに行こうよ」

 

Mさん:
「おじさん二人との飲み会も楽しいよ」

 

女の子:
『今度だったらいいですよ』

 

ヒロ:
「それじゃあQRコードだして」

 

女の子:
『あ、はい』

 

Mさん:
「俺も、読んで」

 

女の子:
『はーい』

 

これにて、ライン交換、成立!!

 

ヒロ:
「そしたらまた今度ね!」

 

Mさん:
「町田のビアガーデンならいつでも案内するからね」

 

女の子:
『はーい、楽しみにしてますね』

 

女の子と別れた後、
Mさんを見ると
これまで見たことのないぐらいの
満面の笑みを浮かべていました

 

Mさん:
「ちょっと、これってバンゲってやつですよね?」

 

ヒロ:
「そう、これがバンゲです。まあラインなんでLゲってやつですかね」

 

Mさん:
「ちょっとちょっと、人生初バンゲですよ!

やばいっすね、こんなことがあるんですね!

さっきまでなんの接点もない女性のラインをゲットできるなんて

ヒロさん、マジ凄いっす!!」

 

大興奮のMさん。

 

「やべー、超楽しいっすね!ナンパってこんなに楽しいんですね!」

 

と、前向きな発言を連発。

 

これまで疑心暗鬼だったナンパへの可能性が
確信に変わった瞬間だったのでしょう。

 

喜ぶMさんの姿を見て、
僕も嬉しくなりました。

 

そして奇跡は続きました。

 

 

美人シングルマザーとの攻防

 

バス停のベンチに
一人で座っている女性を発見しました。

 

遠くからでも
美しい雰囲気を感じることができました。

 

これはチャンス、声をかけない選択肢はない。

 

ヒロ:
「僕が先に声をかけるんで、
Mさんは女性を挟んで反対側に立って、
続けて会話に入ってくださいね」

 

Mさん:
「オッケーです、行きましょう」

 

先ほどまでの不安そうな表情から解放されたMさん。

 

ノリノリで女の子に近づいて行きます。

 

ヒロ:
「ねえ、おつかれ。バス待ってんの?」

 

女性:
『えっ?』

 

ヒロ:
「バス待ってんの?」

 

女性:
『いや、友達待ちです』

 

Mさん:
「時間まだあるよね?すぐ友達くるわけじゃないよね?」

 

女性:
『いや、もうすぐ来ます』

 

ヒロ:
「じゃあ友達が来るまで一緒に飲もうよ」

 

女性:
『だからすぐに来るっていってるじゃん』

 

Mさん:
「てかこんなところで待ち合わせするの?なんの目印もないところで」

 

女性:
『いやいや、あまり歩きたくなかったんで』

 

Mさん:
「歩きたくないって、立ち仕事で足疲れてるの?ショップ店員とか?」

 

女性:
『いやいや、普通の事務のOLですけど・・・』

 

Mさんもポンポンと言葉が出るようになっていました。

 

先ほどのバンゲが自信になったからか、
緊張から解き放たれたからなのか、
女性をイジるような冗談も飛び出すようになっていました。

 

女性側の食いつきも確認できるし
Mさんもリラックスした
自然体でトークを繰り出しています。

 

彼女の情報を引き出すと、
バツイチの子持ちとのこと。

 

シングルマザーで、
この日は実家に子供を預けていて、
友達と飲むとのこと。

 

この食いつきの高さは
シングルマザーだからかなと思いつつも、
見た目のスペックは十分に高いので
Mさんのためにも何とか連れ出したいなと考えました。

 

Mさん:
「とりあえず友達がくるまで一緒に飲もうよ」

 

ヒロ:
「てか友達も合流してみんなで飲めばいいじゃん」

 

Mさん:
「ぶっちゃげさ、友達との待ち合わせなかったら、うちらと一緒に来てたよね?」

 

女性:
『まあ、予定なかったら行ってもいいかなと思いますけど』

 

Mさん:
「じゃあいいじゃん、友達も一緒だと楽しいじゃん?」

 

女性:
『今日一緒に飲む友達は真面目だからね、こういうのは無理なのよ』

 

うーん。

 

食いつきはあるけれど、
待ち合わせなのは本当っぽいので、
今回は連れ出すのは難しいかなと。

 

ヒロ:
「まあいいや、そしたら今度飲み会しよっか?」

 

女性:
『いいですよ。飲み会やりましょう』

 

Mさん:
「そしたら、ライン教えてもらってもいい?」

 

女性:
『はーい』

 

Mさん:
「QRコード読むよ」

 

女性
『どうぞー、はい』

 

ヒロ:
「こっちも読んで」

 

女性:
『どうぞ』

 

ヒロ:
「じゃあ何かスタンプ送っといて」

 

女性:
『スタンプね、了解です』

 

これにて、
本日2人目のラインゲットに成功。

 

その後もトークを続けるも、
友達が到着したことで放流しました。

 

ヒロ、Mさん:
「じゃあ、また今度ね」

 

女性:
『ばいばーい』

 

女の子を見送った後、
Mさんが再び興奮気味に話しだしました。

 

Mさん:
「凄いっすね!顔が自然と笑顔になっちゃいますね。

まったく知らなかった女性のラインが二つも手に入るなんて!
しかもあの女性、けっこう食いついていましたよね。

いやー、2バンゲってヤバいですね!」

 

目の前に起きたことが
夢なのか現実なのかわからないといった表情で
喜びをかみしめていました。

 

「今日は良いイメージを持った状態で終わりにしたいです」

 

という要望があったので、これにて講習は終了にしました。

 

 

バンゲしたシングルマザーに合流を打診

 

その後、二人で祝勝会を兼ねて焼き肉屋に行きました。

 

『かんぱーい』

 

男同士の乾杯、
それもナンパに本気でぶつかっていき、
成果を共有した時のビールの味は格別ですね。

 

お酒を飲みながら
勝利の余韻に浸りました。

 

 

しかし、この日はこれだけでは終わらず
さらなる続きがありました。

 

「どうせなら、ここで飲み打診のライン送るのはどうですかね?
友達と別れた後で合流してくれないですかね?」

 

人生初の2バンゲに
気分を良くしたからか積極的なMさん。

 

バンゲした時の会話でも食いつきが感じられたので
合流する可能性は十分にあると感じていまいた。

 

Mさんが女の子にラインを送ると
すぐに返信がありました。

 

『2時ぐらいになるけど、それでもいいなら』と。

 

大興奮のMさん。

 

だけど2時って、僕の終電が終わってる時間だし、
僕の家まではタクシーで帰れる距離じゃないので
朝までコースになるやんけ・・・

 

Mさんと女の子は
タクシーで帰れる距離だから良いだろうけど・・・

 

最近寝不足だったので、
この日は終電で帰ろうと思っていたのですが。

 

「ヒロさん、ここは僕は出すので
朝まで飲みましょうよ!」

 

というMさんの熱意に押され、
女性との再合流を待つことにしました。

 

約束通り、
2時過ぎに女性から
念願のラインメッセージが届きました。

 

『終わったよ、どこに行けばいい?』

 

「○○って店の前にいるよ」

 

さきほどバンゲしたシングルマザーと合流し、
居酒屋に移動して飲みました。

 

これは連れ出しになるのか、
アポになるのか定かではありませんが、

ストリートで声をかけた女性と
一緒に飲みに行くというシチュエーションに
Mさんは大興奮の様子でした。

 

「なんでついてきたの?」

 

「いつもナンパについて来るの?」

 

と、NGな質問を連発するMさんでしたが、
初連れ出しの喜びが高まりまくっているのが分かって
その光景を見るのが楽しかったです。

 

居酒屋で飲んだあとはカラオケに移動しました。

 

女の子の食いつきも高かったので
カラオケの中では
軽くキスしたりおっぱい触ったり。

 

Mさんはちゃっかり膝枕をしてもらってました。

 

閉店までカラオケで歌って触って、
さらに磯丸水産で飲み直して、
朝6時半に美人シングルマザーとお別れしました。

 

こうして、長時間にわたる宴は
幕を閉じました。

 

美人シングルマザーと別れた後
僕とMさんの二人は
駅前の広場のベンチに腰かけて
再び反省会を行いまいた。

 

一連の出来事を振り返り
Mさんは噛みしめるように言いました。

 

——————————

 

今日で本当に価値観が変わりました。

 

自分にとってストリートナンパはハードルが高すぎて
やっぱり自分には無理なんじゃないかって
何度も挫けそうになりました。

 

あのとき、ヒロさんが
「あと1時間だけ頑張ろう」
って言ってくれたおかげです。

 

今日は本当にできすぎです。

 

——————————

 

こういった言葉をもらえるのは
講師冥利に尽きる瞬間ですね。

 

ナンパが上手くいくかどうかって
その可能性にリアリティを持てるかどうか
心から信じることができるかどうかが
大きいと思うんですよね。

 

今回は、コンビナンパとはいえ
バンゲからの連れ出しを経験できたことは
とても大きいことだと思います。

 

さらにその女性と
若干のイヤラシイこともしちゃいましたし!(笑)

 

つい数時間前までは
何の接点もなかった女性ですからね。

 

この高揚感は半端ないですし
それをリアルで味わうことができたのは
今後、ナンパに取り組む上で
とてつもなく大きな財産になると思います。

 

勝利の味を知ることができれば
それが頑張る原動力になりますからね。

 

いやー、本当に良かった。

 

今後もMさんに
もっと楽しい思いをしてもらえるように
ガンガンサポートしていきたいと思います。

 

PS.

 

焼き肉屋で飲んでいる時に
今回のナンパ講習の感想を
Mさんにインタビューをさせていただきました。

 

僕もMさんも酔っ払ってるので
ろれつが回らず聞き取りにくい部分もあるかとは思いますが、
Mさんの喜びっぷりが伝わると思います。

 

これからナンパを始める人や、
成果が出ずに苦戦している人にとっては
勇気の出る内容になっているのではないでしょうか。

 

5分ほどのインタビューなので
Mさんの歓喜の声を聞いてみてください。

 

 

最初の質問から
質問と回答が噛み合っていないところが
酔っ払っている所以ですね!笑