こんにちは、ヒロです。

 

僕がナンパを始めたのは、出会いが無いという苦しみから逃れるためでした。

 

当時、色んな人とヤリまくりたいという気持ちは薄く、
たった一人だけでも、自分の中でかわいいと思われる女の子と付き合いたい。

そんな気持ちでした。

 

しかし、ナンパができるようになると、
目の前には無限の出会いが広がっていました。

 

以前では考えられないほどの女性と関われるようになりました。

 

外見だけを頼りに無差別で声をかけているので、
その女の子がどのような内面を持っているのかは、
連れ出してみないと分かりません。

 

僕について来てくれる女の子というのは、
普通のOLさんや女子大生が多いのですが、
ごく稀に、一風変わった経歴の女の子が紛れ込んでくることがあります。

 

この時も、最初、街で話しかけた時は
どこにでもいる女子大生のようにしか見えませんでした。

 

 

 

この日は、夕方からナンパを始めて
2~3時間歩き回るも成果が出ず、
足がパンパンになっていました。

 

僕はストリートナンパをする時、
ナンパをしているのが目立たないように、
人の流れに紛れるようにしています。

 

このスタイルだと、人の流れに乗っているので
ナンパしている姿が目立ちにくいのですが、
ダーゲットを探す間、ずっと歩き続ける必要があります。

 

これは、けっこう疲れます。

 

数えたことが無いから分からないけど、
まったく反応が取れない日は
数時間歩き回ることもあるから、
その時はかなりの歩数になってると思います。

 

今度、万歩計付けて測ってみようかな。

 

そしてこの日も、歩き回って足が棒になりかけていました。

 

 

諦めて一人でラーメンを食って帰ろうかなと思っていたその時、
1人の女性を発見しました。

 

ショーパン、日焼けした肌、縁が大きいメガネ。

 

いかにも軽そうなちょっとギャルっぽい女の子。

 

イヤホンをしながらとてもゆっくりとした歩幅で
近鉄の入り口に向かって歩いています。

 

普段ギャルっぽい子には声をかけませんが、
ギリギリ僕のストライクゾーンに入っていました。

 

さあ、行くか。

 

 

「おつかれ!」

 

『・・・・・』

 

「おつかれー、聞こえてる?」

 

『・・・・・』

 

「おつかれ、絶対聞こえてるでしょ?どこ行くの?」

 

 

3回声をかけると、やっとイヤホンを外して反応してくれました。

 

『なんですか?』

 

「どこ行くの?」

 

『帰るとこです』

 

「近鉄?」

 

『はい』

 

「そうなんだ、俺友達と飲んでた帰りなんだけど、もう少し飲みたくてね」

 

『行かないですよ』

 

「いや、絶対行くでしょ。というかめっちゃタイプだから声かけたんだけど!」

 

『それ色んな人に言ってますよね?』

 

うーん・・・・

 

なかなか承諾してくれない。

 

だけど、立ち止まってくれたので、そのまま会話を続けました。

 

『何人に声かけたんですか?』

 

「いや、きみだけだよ」

 

『そういうウソは要らないから、ウソつきと一緒にはに飲みませんよ』

 

「まあ、10にんぐらいかな~」

 

『けっこう頑張りましたね』

 

「まあね。てかそんなことはどうでもいいんだけど、そろそろ飲みたくなったでしょ?」

 

『うーん、でも終電も無くなりそうだし・・・』

 

「とりあえず、1杯だけ飲もう」

 

『うーん、まあ1杯だけならいいですよ』

 

よーーーし!!

 

連れ出し確定。

 

 

歩き回ってふくらはぎはパンパンでしたが
連れ出しが確定した瞬間に
それまでの疲れが吹っ飛びました。

 

 

とりえずいつも行く
名古屋駅前の個室の居酒屋に向かいました。

 

女の子の外見レベルは普通か普通より少し上で
肌を焼いているのでギャルっぽく見えましたが
意外と童顔でメイクも薄めでした。

 

話すテンポがゆっくりで
全体的に軽い女の雰囲気が漂っているように感じました。

 

彼女の話を聞いてみると

 

湘南乃風の大ファンで、
この日はファンのサークルが集まる
BBQに参加していた。

 

昼間からビールを10本以上飲んだ。

 

駅まで車で送ってもらい帰るとこだった。

 

同世代の中ではダントツでお酒が強いとのこと。

 

実際、昼間にビール10本以上飲んでるのに、
ほとんど酔っ払っていなかったし、

居酒屋に入ると当たり前のように
ビールをぐいぐいと飲んでいました。

 

彼女は、名古屋のお嬢様たちが通う有名女子大の3年生。

 

しかしその風貌は、
湘南乃風が好きそうなサーファー系の男と
仲良くしていても全く違和感がない、
遊んでそうな雰囲気でした。

 

 

『私ってスキがありそうでした?』

 

「ん?どういうこと?」

 

『だってナンパしてる人ってスキがある人に声かけるんでしょ?』

 

「いや、そんなことはないけど、歩くのがゆっくりだから目に留まったんよね」

 

『なるほどね~』

 

 

彼女の話を聞くと、
名古屋駅を歩いているとナンパをされることは
けっこうあるらしく。

 

ほとんど無視するけど
いい人だったらついて行くこともあるとのこと。

 

「じゃあ俺はいい人だったの?」

 

と聞いてみると。

 

『悪くない』

 

と答えてくれて。

 

『イヤホンしてるのに諦めずに声をかけ続けて、粘り強い人だなと思った』

 

とのことです。

 

どうやらそうとうナンパされ慣れている感じです。

 

ナンパされ慣れてるということは男の扱いにも慣れている。

 

うーん、難攻不落の予感、向うの方が上手かも・・・

 

弱気な自分を奮い立たせ、
パワープレイで攻めることにしました。

 

対面の座席の個室だったのですが
席を移動し、彼女の真横に座りました。

 

『なんでこっち来るんですか~?』

 

「まぁいいじゃん」

 

そういって手を握ると、

 

『ほんと男の人ってこういうの好きですよね?』

 

と、抵抗もせず、動揺もせず、
握り返すこともしませんでした。

 

男性からベタベタされることは
日常茶飯事で特に何とも思わないとのことです。

 

とりあえずそのままの状態で
お互いの趣味や身の上話などを続けていると
彼女が切り出しました。

 

『実は私、スポーツやってて、今度、世界大会にでるんですよ』

 

「まじ?世界大会?」

 

『そうですよ、なんだと思います?』

 

何を答えても当たらず、

 

「わからん、全く予想できん」

 

とお手上げになると

 

『空手ですよ、来月、海外で世界大会に出るんです』

 

まじか~

 

日の丸を背負うアスリートが、いま、真横にいるなんて。

 

しかも空手をやってる女の子なんて初めて出会ったし。

 

 

僕の方が動揺していると、彼女が

 

『やばー、終電逃した・・・最悪』

 

と独り言のように言いました。

 

これ、泊めてって言ってるのか?
そう思って聞きました。

 

「そしたら、うちに泊まっていく?」

 

『うん、助かります』

 

なんと、あっさりとお持ち帰りが確定しました。

 

 

空手の世界選手をお持ち帰りする日が来るとは!!

 

単純に女性との出会い欲しさに始めたナンパがきっかけで
日の丸を背負う女の子と出会えるとは思いませんでした。

 

 

さっさと会計を済ませ、
電車で僕の自宅に向かいました。

 

家に帰り、
シャワーを浴びて
そのまま抱き合いました。

 

彼女のカラダは引き締まって美しく、
まさにアスリートと言った感じで。

 

全体的に細いのだけれど
一つ一つのパーツは引き締まった強さがありました。

 

女子アスリートは性欲が強いと
テレビ番組で誰かが言っていたけれど
それはどうやら本当のようでした。

 

試合さながら、上から覆いかぶさり、
その鍛え上げられた肉体をくねらせながら
攻めてきました。

 

「なるほど、これだけの攻撃力があれば世界で戦えるわけだ」

 

そのプレイ内容から、彼女の強さを垣間見ることができました。

 

この夜、僕は世界レベルのセックスを存分に堪能しました。

 

 

行為を終えたあと、
僕はどうしてもやってもらいたいことがありました。

 

世界レベルのキックを受けてみたいと。

 

僕も体育会系出身なので
カラダは鍛えていた方です。

 

ビールを飲み過ぎてお腹はブヨブヨになっても
何年も鍛え続けた下半身の筋肉は
そう簡単には衰えません。

 

空手の世界選手のキックがどの程度のモノか
僕のお尻で受け止めたいという強い思いがありました。

 

プレイが終わり、
ベッドの上でまったりしてるなか、
甘える声でお願いしました。

 

「お願い、蹴って」

 

『えっ?』

 

「世界レベルのキックを、味わいたいです」

 

『何言ってんの?』

 

次の瞬間、明かりをつけ、
素っ裸のまま立ち上がり、
彼女に尻を向けました。

 

「まじで、1回でいいから、スコーンと。
どんなもんか味わってみたいんよね」

 

女子大生に素っ裸で尻を向けるアラサー男の姿は
さぞかし滑稽だったでしょう。

 

しかし、世界レベルのセックスを堪能したいま、
世界レベルのキックを味わわずにこの女を返すわけにはいきません。

 

『バカじゃないの(笑)』

 

「まじまじ、1回だけ」

 

『いや、意味わかんないから』

 

「へーい、かも~ン」

 

そう言って、彼女に向けたお尻を
パチパチと叩きました。

 

『はいはい』

 

仕方なさそうな表情を浮かべながら
彼女も素っ裸のまま立ち上がりました。

 

『じゃあ行くよ』

 

「お願いしまーす」

 

パシッ!

 

あら?弱いな。

 

「いまの何割?」

 

『5割』

 

「弱いな、それじゃ世界と戦えない、もっと強く」

 

『ホント痛いよ?』

 

「大丈夫、次は8割だ」

 

『行くよ?』

 

「うっす」

 

バチン!!

 

「うー!!いいねー」

 

『だいじょうぶ?』

 

「大丈夫、しかし、芯を捉えたいいキックだ!!」

 

『ほんとバカ(笑)』

 

「じゃあラスト、マックスでお願いします」

 

『まじで?知らんよ?』

 

「たのんます、このキックが世界に繋がっているはずだ」

 

『こんなバカな人初めて会った(笑)、いくよ?』

 

「うっす!」

 

ずこーーーーーん!!

 

「おーーーーーーっ!!」

 

深夜2時、僕は世界レベルのキックを堪能しました。

 

 

 

翌日、お昼前に家を出て
彼女が通う大学まで送ることにしました。

 

大学の近くのカフェで
朝飯なのか昼飯なのか分からない時間に
パスタを食べました。

 

カフェで食事をする彼女は
ちょっと派手だけれども
どこにでもいる一人の女の子でした。

 

大学の門の前に着いて車を止めると、

 

『送ってくれてありがとね』

 

そう言って、いたずらに微笑んで
彼女は僕のほほにキスをしました。

 

そして、車から降り、
大学の門をくぐっていきました。

 

世界で戦うアスリートも
戦いの舞台を降りれば
どこにでもいる女子大生なんだなと思うと
なんだか微笑ましい気持ちになりました。

 

 

自宅に向けて車を走らせる途中、
あることに気がつきました。

 

あぁ、お尻が痛い・・・・・