名古屋遠征3日目、
前日も深夜帯まで浴びるほど飲んでたため
だるーい気分で目が覚めました。

 

ナンパ遠征も最終日。

 

2日間ストリートに出てゲットはゼロ。

 

このまま終わるわけにはいかない。

 

そう思い、
熱めのシャワーを浴びて目を覚まし、
ヨーグルトを食べて体調を整えました。

 

この日は昼間にアポを設定し、
夜はストリートに出る予定でした。

 

昼のアポと夜のストリートで
それぞれゲットしダブルを狙う!

 

そのために
あえて昼にアポを設定しました。

 

 

■2月の新宿ナンパで旅行中のOLを連れ出し

 

この日のアポの相手は、
以前、新宿でナンパした女性でした。

 

さかのぼること2か月前、
まだ寒い2月の半ばごろ。

 

新宿駅の東口で一人の女性に声をかけました。

 

黒髪のショートカットで背は低め。

 

カジュアルなファッション。

 

顔面はストライク。

 

彼女は名古屋から旅行で来ていて、
夜行バスで帰るとのこと。

 

バスの時間まで1時間ぐらいあるとのことなので、
だったら一緒に飲もうとお誘いし、
HUBに連れ出すことに成功。

 

彼女は28歳のOLさん。

 

本命の彼氏はいない。

 

友達からは
お金持ちだけどイケてない男ばかり
紹介されるみたいで。

 

あまり人を好きになることは無いけど
関係を持っている男性はいるとのこと。

 

だけども性的満足度は低いみたい。

 

1時間ほど飲んで話して、
距離が縮まった手ごたえを感じました。

 

飲みの終盤では彼女の方から

 

『もし名古屋に来るときは連絡してくださいね』

 

『その時は飲みだけじゃなくて、ホテルもご一緒しますよ』

 

とのお言葉をいただきました。

 

夜行バスの時間が近づいてきたので
バスタまで手を繋いで歩いて送ってあげて、
軽くキスをして別れました。

 

 

後日、彼女の方から

 

「名古屋にいらっしゃることないんですか?
また会いたいです」

 

とのラインでのメッセージ。

 

今回、名古屋に行く用事ができたことを伝えると、
トントン拍子で日程が決まり、この日を迎えました。

 

 

■決戦の昼アポ

 

若干の気だるさを覚えながらもホテルを出て、
サンシャイン栄の観覧車の下で待ち合わせました。

 

天気は快晴。

 

絶好のデート日和。

 

あたたかな気候が
春の訪れを感じさせてくれます。

 

新宿で飲んだ時のやりとりから
彼女もきっとヤる気で来ているはず。

 

だかといって、
いきなりホテルに誘うのはリスクもある。

 

久しぶりに会うので
一旦カフェに入ってお喋りをして
心の距離を縮め直すことが必要。

 

その過程を経てホテルに誘おうと
頭の中で段取りを決めました。

 

13時ちょうど。

 

サンシャイン栄の観覧車の下に
彼女がやってきました。

 

『ヒロさん、おひさしぶりです』

 

「おっ、ひさしぶり」

 

『なんかこうやって会うのも変な感じですね(笑)』

 

「そうか?」

 

『今日って夕方からご予定あるんですよね?』

 

「そうそう、16時ごろから仕事関係の人と会う約束があって」

 

『お忙しいのにありがとうございます』

 

「いえいえ、とりあえずどこか入ろうか?」

 

『あっ、はい』

 

彼女には事前にラインで
16時から別の予定があることを伝えておきました。

 

こうすることで
自分と会う時間にリミットがあることを
認識させることができる。

 

その時間から逆算して
行動することができる。

 

別の予定というのは
名古屋の仲間と合流して
ナンパをすることなんですけどね!笑

 

近くのコメダ珈琲店に入り
僕はホットコーヒーを
彼女はアイスオーレを注文しました。

 

朝ごはんを食べてなかったので
サンドイッチも一緒に注文しました。

 

名古屋に住んでいた時は
即った翌朝はコメダのモーニングに
その女の子と来ていたなぁと
思い出に浸ってしまいましたが。

 

いかんいかん、
いま対峙すべきは目の前の女性だと
気持ちを切り替えました。

 

リミットは16時。

 

夕方からはストにでなければいけない。

 

それまでに準即を完了させ
彼女と解散する。

 

カフェでのお喋りは
30分~45分ぐらいが目安かな。

 

そこで楽しい雰囲気を作ったら
当たり前のようにホテルに誘えばいい。

 

昼からホテルに誘うという行為を躊躇して
ダラダラと時間を過ごすのだけは
絶対に避けなければならない。

 

このことを肝に銘じて
アポに挑みました。

 

 

■ネガティブな愚痴ばかりのアポ

 

コーヒーを飲みながら
仕事などの近況を聞きつつ
雑談を挟んで
彼女の最近の恋愛事情について引き出すことにしました。

 

「最近はいい出会いはないの?」

 

『それなんですけど、いろいろヒロさんには話したいことがあって・・・』

 

そういって切り出してきたのは
彼女の愚痴のオンパレードでした。

 

現在、彼氏がいるけれど
草食過ぎてほとんどセックスをしていない。

 

付き合って半年になるが
最初の3か月間はノーセックス。

 

4か月目に初めてヤったが
その後もやるとしても月に1回ほど。

 

付き合って半年で合計3回のみ。

 

『これってヤバくないですか?』

 

たしかにそれはヤバいよなあと思い

 

「そうだねー」

 

と適当に相づちを打つ。

 

それでも彼氏は
大企業勤務で年収もそれなりにあり、
婚活市場においては優良物件であること。

 

それを考えると
手放すのはもったいない。

 

他にも関係を持っている男はいるけれど
結婚したいと思うような男ではない。

 

他の彼氏に乗り換えたいとも思っているけど
出会いの場というのはなかなかないし。

 

友達に誘われて街コンに行ったけど
ロクな男がいなかったうえに
キモイ男にしつこく付きまとわれたから
もう二度と行きたいとは思わない。

 

30代が近づいてきて
結婚したいけれど
いまの彼氏との結婚生活は
セックス満足度が低すぎて不安だらけ。

 

だからと言って
いまの彼氏を手放すと
彼と同等レベルの優良物件と
付き合える自信はない。

 

おカネがない男と暮らすのだけは
絶対に嫌だから
彼氏は最低条件は満たしている。

 

でも医者とか紹介されても
オンナの扱いを分かっていないから
一緒にいても楽しくない。

 

このままで幸せになれるのか
不安で不安で仕方ない。

 

『私はどうすればいいんですかね?』

 

うーん。
まずはその考え方を変えるところからじゃないの?

 

と内心は思ったけれど口には出さず。

 

彼女のネガティブで他力本願な思考をぶちまけられて
こっちも滅入ってきました。

 

「そうだね、色々つらいよね」

 

と共感を示す態度と言動をしましたが
正直、心の中では
全然楽しめていませんでした。

 

東京で飲んだ時は
旅行先だったからか楽しい雰囲気でしたが
今回はネガティブな人生相談のような
雰囲気になってしまいました。

 

気が付いたら1時間が経過していました。

 

いかんいかん、
彼女の愚痴を聞くために
ここにいるわけじゃない。

いったん席を離れ

トイレに行き、
気持ちを切り替えて席に戻りました。

 

そして、彼女に告げました

 

「そろそろ行こうか?」

 

『あっ、はい』

 

「俺の泊まってるホテル、すぐ近いから、少しゆっくりしよ」

 

『はい』

 

ホテルへ打診は
あっさりと承諾されました。

 

ノーグダ。

 

しかし、

 

『私、今日、急いで出てきたので、

ちょっと色々準備できてないので、ヤるのはちょっとできないんですよ』

 

と予防線を張られました。

 

「ああ、大丈夫だよ」

 

これは建て前だろうと
特に気にしていませんでした。

 

 

■ホテル連れ込み後の誤算

 

14時15分、
ホテルに連れ込み。

 

名古屋遠征3日目にしてようやく。

 

栄の真ん中に宿を取って
正解だったなと思いました。

 

部屋に入ってからも
彼女の愚痴の話は止まらず。

 

恋愛話、仕事の話、友人関係の話など。

 

ディープな話をどんどん出してきました。

 

彼女の話がネガティブすぎて
さらに他力本願で打算的すぎて
聞いていてだんだんと嫌な気分になってきました。

 

ここは大人のたしなみをして
お互い気持ちよくなろうじゃないかと思い
話題を切り替えていきました。

 

ベッドに横ならびに座って
話していたのですが
頃合いを見計らって
彼女の肩を抱き寄せました。

 

彼女もくっついてきました。

 

よしよし、いい子だな。

 

その流れでキスをしようとすると

 

『ダメ』

 

と言って顔を背けられました。

 

ホテルの個室に二人きりだ。

 

焦ることは無い。

 

少しずつ気持ちを高ぶらせて
仕上げればいい。

 

少しばかり談笑して
再度キス。

 

拒否。

 

『今日はダメです』

 

なんと、予想外の展開。

 

イージーにゲットできると踏んでいたため
彼女との距離を縮める段階で
手を抜いてしまったのかもしれません。

 

でも、ホテルまでついて来ている。

 

だったらこれは建て前グダだ。

 

焦るな、落ち着け。

 

自宅やホテルでの直前グダは
これまでに何度も経験している。

 

とにかく焦らず
余裕の立ち振る舞いで魅了して
距離を縮めることが大切だ。

 

そう思い、
再度お喋りをして
軽いボディタッチをして
じゃれあって、抱きついて。

 

それ以上、先に進もうとすると断られ。

 

どうしたことかと頭を悩ませていた時でした。

 

その時、
彼女の口から
想定外の言葉が発せられました。

 

『おひねり、もらえたりします?』

 

「おひねり?」

 

『そう、おひねり。
おひねりをいただけたら、そういうことをしてもいいですよ』

 

おひねりとは?

デジタル大辞泉の解説によると

 

【御捻り】

洗米や金銭を白い紙に包んでひねったもの。
本来は神仏に供えたものだが、祝儀にも使うようになった。
紙捻り。

 

つまりは金銭。

 

お金。

 

お金をくれたら
ヤらせてあげますよと。

 

なんということか。

 

結局、金を目当てにされていたとは。

 

ショックのあまり
言葉を失いました。

 

前回、新宿で飲んだ時に
お金持ちの男の人と会って関係を持つかわりに
お金をもらってるというのは聞いていました。

 

単価としては諭吉が片手ほど。

 

以前ナンパした他の女性にも
そういう女性はいたし
世の中に愛人やパパ活というものが存在しているので
それ自体に驚きはありませんでした。

 

しかし、
その要求が自分に向けられたことが
何よりもショックでした。

 

ナンパをしていると
女性の方からそういった話を持ち掛けられることは
たまにあったりします。

 

声をかけて飲みに誘うと

 

『こういう条件だけどどう?』

 

と逆に打診されたこともあります。

 

でも、こういう逆打診というのは
連れ出し打診の時がほとんどなので
すぐに撤退するのですけれど。

 

今回は2回目のアポで
ホテルにまでついて来て
いざ、準即の直前で金銭を要求されるなんて。

 

 

普段、お金をもらってセックスしている女性でも
魅力的な男性や心のつながりを感じた男性には
お金なんかもらわなくても
自分から抱かれに行くものです。

 

しかし、今回は、
男としての魅力を感じさせることができなかったのか?

 

心のつながりという点では
彼女の話には全く共感できませんでした。

 

だけど彼女の話を聞いてあげて
彼女の気持ちに寄り添うようには心がけました。

 

「この人はわかってくれてる」

 

そう思ってもらえるような
立ち振る舞いをしたつもりでした。

 

しかし、できてなかったということなのでしょうか。

 

自分自身の立ち振る舞いに反省の目を向けるも
この状況で自身のすべきことは何か?

 

お金を払ってやらせてもらうなんて
ナンパ師として失格だ。

 

自問自答し、すぐに行動に移しました。

 

『おひねり、もらえませんか?』

 

「そういうのは受け付けてないんでね」

 

それまではじゃれあって
彼女と手を繋いだり
抱きついたりしていましたが

 

彼女のおひねりという言葉を聞くとすぐに
彼女から離れました。

 

お金の対象としか見られていないのなら
ここは撤退すべきだな。

 

そう思い、
彼女から離れて考えていると
今度は彼女の方から近づいてきました。

 

『ねえねえ、私とヤりたくないの?』

 

そう言って
僕の太腿に触ったり
おっぱいを肩にくっつけてきました。

 

うわっ、この態度の豹変ぶりはなんなんだ?

 

彼女の誘惑に全く欲情しなかったわけではありませんが
お金を払ってまでヤラしてもらうつもりは
毛頭もありませんでした。

 

なので、

 

「お金を払うつもりはないから、どんなに誘惑しても無駄だよ」

 

と冷酷な視線を浴びせて
冷静な口調で彼女に告げました。

 

その言葉を聞いた彼女は
ショックを受けたのか

 

『なんで?私って魅力ないの?』

 

『私じゃダメなの?』

 

と言いながら
僕にくっついて離れなくなりました。

 

アポの最初から
なんとなく嫌な予感はしていました。

 

ネガティブな発言が多く
他力本願なところ。

 

だけど、
まあ大丈夫だろうと思っていました。

 

しかし、
この女はメンヘラでした。

 

メンヘラ女は
過去に持ち帰って嫌な思いをしたことがあったので
早期に撤退を心がけていました。

 

しかし、今回は見抜けなかったということか。

 

「俺はお金払えないし、お金もらえないんなら嫌だと思うから、出ようか」

 

と伝えると、
彼女の行動はエスカレートしていきました。

 

『おっぱい触っても興奮しないの?』

といって
僕の右手を掴み
彼女のおっぱいに押し付けてきました。

 

こちらが無反応でいると
今度は服を脱ぎだしました。

 

『ねえねえ、おっぱい見てもいいよ。おっぱい見ても興奮しないの?』

 

彼女のおっぱいは推定Cカップ。

 

大きくもなく小さくもなく。

 

しかし、
服の上からではわかりませんでしたが
お腹の周りにはぽっちゃりとぜい肉が
蓄えられていました。

 

彼女の脱衣に対しても
無反応でいると
上半身裸で抱きついてきて
今度は息子を握り始めました。

 

しかし、
このメンヘラ嬢に対して欲情することは無く
とにかく部屋から追い返したいという気持ちしかありませんでした。

 

「ほら、服を着て。もう行こう」

 

『なんで?なんで?裸を見ても興奮しないの?』

 

「そういう問題じゃなくて、
気持ちがつながった人じゃないと
ヤっても楽しくないでしょ?」

 

『男の人は、女のカラダがあればいいんじゃないの?』

 

「そういう人もいるかもしれないけど、俺はそうじゃないから」

 

『なんでしたくならないの?』

 

「もうそんな気分じゃないから。行こ」

 

『えーん。なんでー?』

 

帰ろうと促すたびに
ベッドに横になったり
僕にくっついてきたりして
彼女は一向に帰る気配を見せませんでした。

 

あー、どうすればいいんだ。
どうしたらこの状況を脱することができるんだ。

 

「ちなみにいくらほしいの?」

 

『金額はいくらでもいいの、気持ちだから』

 

「前に話したときは、数万円でやってるって言ってたよね?」

 

『それはその時々で決めてるの。私がいいなと思った男の人だと少額でも嬉しいから』

 

「そうなんだ、まあでも俺はお金は払えないからさ。行くよ」

 

『なんでー?少しでもいいの。そんなに私って魅力ないの?』

 

くそー。

いつになったら帰ってくれるんだ。

 

ナンパの神様、すいません。

 

心のつながりを作れずに
ホテルに誘った僕が悪かったです。

 

今後はちゃんと
女性と気持ちが通じ合えるように努力するので
今日はメンヘラ嬢をお家に帰してください。

 

「この後、俺も約束があるからさあ」

 

『うーん。それでもヤりたくならないの?』

 

「お金が無しなら考えるけど」

 

『それは嫌』

 

「じゃあできないね」

 

『なんでー』

 

「無理なものは無理。お金を払ってヤらせてもらうほど女性関係に困ってないからさあ」

 

『ケチー』

 

「無理なものは無理なの。ほら、行くよ」

 

『うーん、ワンコインでもいいからさあ』

 

えっ?

 

なんと!

 

ワンコインって!

 

そんなんでいいのかよ。

 

ワンコイン。

 

すなわち500円。

 

前日の夜に食べた
藤一番の台湾ラーメンですら
700円払ったぞ。

 

おまえの身体は
台湾ラーメン以下の価値なのかよ。

 

そんなことを
頭の中で考えて笑ってしまいました。

 

「ワンコインでもダメなものはダメ」

 

『えー、そんなに私って価値が無いの?』

 

「そうじゃなくて、他の男性からは数万円もらえるんでしょ?」

 

『でもー、ショックだよー』

 

「今回は需要と供給が一致しなかっただけだから」

 

『ホントにワンコインでもいいからさあ、それ以上は何も請求しないからさあ』

 

うーん。

 

僕もワンコインぐらいなら支払えました。

 

ワンコインでセックスできるなら安いものだとも思いました。

 

しかし、
目の前のメンヘラ女とつながりたいとは
一切思わなくなっていました。

 

こんなにネガティブでメンヘラの女とつながると
自分も病んでしまうような気がして。

 

ホテルに入ってから1時間半が経過しました。

 

「ほら、俺の予定の時間が近づいてるから。行くよ。
仕事関係の相手だから、遅刻すると問題になるからさあ」

 

『どうしたってダメなの?』

 

「ダメ。いまから仕事だから。分かってちょうだい」

 

『うん、わかった。仕事は遅れちゃまずいもんね』

 

こうやってようやく
帰り支度を始めてくれました。

 

仕事というフレーズを出すと
世の中の多くの人は納得してくれるものですね。

 

仕事というフレーズは
万能だなと。

 

帰り際は
メンヘラ気質はおさまったみたいで、
きちんとお礼を言われました。

 

『いろいろ話を聞いてくれてありがとね。
今日みたいな話、知り合いに話すとドン引きされちゃうから』

 

『ヒロさんみたいにナンパ経験があって
女性経験が多い人に聞いてほしかったから
今日は話を聞いてくれて嬉しかったよ』

 

こちらも、
ひとつ気になったことを聞きました。

 

「ワンコインでもいいって最後言ってたけどさ、
なんでそんなにお金にこだわるの?

 

ワンコインなんてぶっちゃげ昼飯代ぐらいじゃん?
それをもらっても関係なくない?」

 

すると、

 

『私、自分に自信がないからさあ。
タダでヤらせると自分が損をした気分になるの。

 

だから気持ちだけでもお金をもらえると
少しでも私に価値があったんだって認識できるの』

 

「彼氏の場合はどうなの?それは好きだからとかじゃないの?」

 

『彼氏の場合は、遊びに連れてってくれたり、
そこでご飯とかご馳走してくれるからね。

誕生日とかはプレゼントもらえるし。

そうやって日ごろから私に支払ってくれてるから問題ないの』

 

「なるほどね」

 

『じゃあ行くね、今日はありがとね』

 

「こちらこそ、気を付けて帰ってね」

 

エレベータに乗り込む彼女を見届け
ほっと胸をなでおろしました。

 

1時間半の格闘を終え
無事に彼女を送り返すことができました。

 

昼アポの結果は
ホテル連れ込み、ゲットできず。

 

部屋に戻ると
どっと疲れが出たので
ベッドに横になりました。

 

その状態で、
ボーっとしながら考えました。

 

彼女を魅了できなかった自分にも問題があるけれど、
やっぱり前向きで主体的な女の子がいいなと。

 

じゃなきゃアポもゲットも満足できないし
そういうのは相手にも伝わるから
お互いに良い時間にはならいないのかなと。

 

 

メンヘラを追い返して一安心でしたが
現実はナンパ遠征でいまだに0ゲット。

 

このまま終わってはいけない。

 

しかし精神的にはぐったり。

 

夜のストリート出陣に向けて
心も体も一休みしようと思い
1時間後にアラームをセットしし
眠りにつきました。