女性の言葉に真実はない
真実は行動のみである。

 

これは、僕が大好きな有名ナンパ師さんの言葉です。

 

この言葉の意味を実感する出来事と
先日、遭遇しました。

 

 

10月中旬の土曜日
20時ごろからストリートナンパに繰り出しました。

 

舞台は新宿。

 

穏やかな気候で
ナンパのコンデションも良好です。

 

声掛けを開始して間もなく
西武新宿駅付近で声をかけた
ライブ帰りの23歳のOLさんを連れ出すことに成功しました。

 

会話も盛り上がり、お酒もすすみます。

 

有名女子大出身。

大手企業勤務。

笑顔が素敵な23歳。

 

恋愛の話やエロ系の話もがっつり付いてきて
その表情からは食いつきのサインが見て取れました。

 

彼氏はいない。

最近はヤってない。

過去には彼氏以外の人としたこともある。

でもそれは若かったからと自分に言い聞かせている。

 

とにかく、食いつきは良好。

 

「今日はよほど下手うちしなければ、持ち帰れそうだな」

 

「この物件を持ち帰れないようなら、ナンパ師失格だな」

 

そんなことを考えながら、会話を継続していました。

 

 

居酒屋を出ると、すぐに彼女の左手を握りました。

 

彼女は、恥ずかしそうに照れながらも
僕の右手を握り返してきました。

 

いいぞ、いいぞ。

 

勝利が近づいてきたぞ。

 

手をつないだまま、
新宿駅の改札に向かって歩きました。

 

肩に手を回すと
彼女の方も僕に抱きついてきました。

 

右肩に触れる彼女の乳房の感触が
この後、起こりうる夜の営みへの期待値を高めてくれました。

 

すべてが順調に進んでいるかのように思えましたが
思わぬところで歯車が狂いました。

 

改札前に到着し、
つないだ手を離しました。

 

彼女に先に改札を通ってもらおうとしたのですが
電子マネーの残高不足により
改札を通ることができませんでした。

 

仕方ないので切符売り場に戻り
電子マネーをチャージすることにしました。

 

彼女がチャージするのを眺めていたのですが
チャージを済ませた彼女のケータイに着信が入りました。

 

1分程度通話する彼女。

 

通話が終わり、申し訳なさそうな表情で僕の方に近づいてきます。

 

『ごめん、友達が歌舞伎町で飲んでるみたいなんだけど、
飲みすぎて大変なことになってるみたいだから助けに行かないといけないの。

今日は楽しかったよ。ありがとう』

 

なんだそりゃ。

 

予想外の展開に動揺しました。

 

「用が終わるまで待ってるよ」

 

「俺も助けに行くの手伝うよ」

 

と、彼女と一緒にいる為の口実を伝えましたが

 

『それは申し訳ないんで。』

 

と丁重にお断りされました。

 

そして

 

『今日は本当に楽しかったよ。また今度ね』

 

と笑顔で言い、
夜の繁華街に戻っていきました。

 

 

惨敗。

 

勝利は目の前にあったのに
思わぬところでするりと逃げていきました。

 

時刻は23時。

 

新宿駅東口。

 

呆然と立ち尽くす
哀れなアラサー男。

 

電子マネーにちゃんとお金入れとけよ。

 

電車に乗っていれば着信があっても
新宿に戻ることはなかっただろうに。

 

そうすれば問題なくお持ち帰りできていただろうに。

 

なんで電子マネーにお金が入ってないんだよ・・・

 

そうやって自分以外のところに敗因を求めていましたが
そんなことしてても負けは負けで。

 

悔しさと惨めさに打ちのめされました。

 

 

しかし、このままでいいのか?

 

負けたままでいいのか?

 

時刻は23時。

しかも今日は土曜日。

 

街は美女で溢れかえっている。

 

飲み会帰りの女の子もたくさんいるはず。

 

俺はナンパ師。

 

ここからが勝負じゃないか。

 

まだまだチャンスはあるはずだ。

 

そう思い、声掛けを再開しました。

 

 

新宿駅東口、東南口、南口、西口と
回遊スタイルで声を掛けました。

 

お酒の入った女の子が多く
反応は良かったのですがなかなか連れ出せず。

 

時間がないぞ、急げ、急げ。

 

そんな焦る気持ちを抑えながら
ターゲットの選定と声掛けに集中しました。

 

 

声掛けを再開して30分ぐらいたった頃、
新宿駅西口で一人の女性を発見しました。

 

白のジャケットにタイトスカート。

 

少し茶色がかったロングヘアー。

 

スラっとしたスタイルでありながら
プリプリのお尻。

 

ビジュアル的には合格点。

というか、かなり良い。

 

顔面を確認しようと近づくと
声かけより先に目が合ってしまいました。

 

「めちゃかわいいやんけ!!」

 

時刻は23時30分。

 

この時間に一人歩きの美女と出会えたことに感謝しつつ、

 

軽く一杯飲んで終電で帰るか、
終電を気にせず飲んでホテルコースか

 

この二択だなという思いを胸に秘め
目の前の美女に声を掛けました。

 

「目が合ったよね?」

 

『大丈夫です』

 

「大丈夫なの?今日は飲み会?」

 

『いやいや』

 

「あっ、わかった。デートだったでしょ?だからおしゃれしてるんだ」

 

『いやいや、違います。帰ります』

 

一応、断ってはいるものの、
拒絶する雰囲気は感じられませんでした。

 

歩くスピードもゆっくりで

このまま土曜日の夜を終えるのは物足りない

そんな雰囲気が感じ取れました。

 

「デートは楽しかった?」

 

『デートじゃないです』

 

「うそー?じゃあ女子会?」

 

『いや~』

 

「あ、わかった。合コンでしょ」

 

『まあ、そんな感じです』

 

「いい人いた?」

 

『全然』

 

「選ぶ基準が高いんじゃないの?」

 

『そんなんじゃないし』

 

「まあいいや、俺も飲みの帰りだけど、自分と一緒に飲みたいからさ、軽く飲もうよ」

 

『いかないです、もう飲めないし』

 

 

どうやら彼女は合コン帰りで
彼女のタイプの男性はいなかったとのこと。

 

正直帰りたかったが
他の女の子の友達はノリノリで
2次会、3次会まで付き合う羽目になってしまった。

 

一人だけ途中で帰るのは
女の子同士の関係性が崩れるリスクがあるから
仕方なく3次会まで付き合ったが
本当に楽しくなかったらしい。

 

並行トークをしながら
そんな話をしました。

 

ふと、彼女の右手と僕の左手が触れました。

 

意図的ではなく偶然。

 

並行トークの中で
彼女が甘えたい雰囲気なのは感じていました。

 

偶然の恩恵に乗っかろう。

 

そう思い、
彼女の手を握りました。

 

彼女は黙って握り返してきました。

 

 

地下鉄の入り口まで来てしまい、
彼女は地下鉄で帰ると言うので

 

「とりあえずもう少しだけ話そう」

 

というと立ち止まってくれました。

 

手は繋いだままでした。

 

出会って数分、
交わした言葉は僅かでしたが
雰囲気ができ上っていました。

 

彼女をぎゅっと抱きしめると
彼女の方からも抱きついてきました。

 

そして、じっと目を見つめると

自然と、

そう、本当に自然と

 

唇を重ねていました。

 

地下鉄の入り口。

 

人通りも多い場所。

 

しかし、人目を気にせず、

 

人目をはばからず、

 

熱い口づけを交わしました。

 

お互いの名前も
年齢も
どこに住んでいるのかも

なんの素性も知らないもの同士が。

 

これぞまさにナンパの醍醐味。

 

こうなったら飲みになんて行かなくても
自宅かホテルに直行したい。

 

時刻は?

24時。

 

まだ終電は動いている。

 

「ここじゃあれだし、俺の家に来てゆっくり飲もう」

 

『だめ、帰る』

 

『いきなり家に行くとかダメ』

 

ん?

 

出会っていきなりキスするのはいいのに?

 

という疑問が浮かびましたが
それは置いといて。

 

「どこに住んでるの?」

 

『地下鉄の沿線』

 

「そっちの家に行ってもいい?」

 

『ダメだって。いきなり家には入れない。今日は一人で帰る』

 

うむ。

 

なかなか首を縦にふってくれず。

 

出会って秒速で手をつないで
そのまま抱きついてキスをして。

 

異常なまでに順調でしたが
ここからが長丁場の戦いで。

 

自宅打診 → グダ → 路上でいちゃいちゃ

 

彼女家打診 → グダ ⇒ 路上でいちゃいちゃ

 

これを繰り返しているうちに
お互いの終電がなくなりました。

 

今日は帰ると言っていた彼女も
なぜか終電を逃して僕の目の前にいるという事実。

 

「もう終電ないし、近くのホテルに行こう」

 

『行かない、何もしない』

 

「じゃあカラオケでも入ろうか?外だと寒いでしょ?」

 

『いかない、今日は帰る』

 

延々とこのやり取りの繰り返し。

 

しかし、打診して断られても
唇を近づけたらキスをするし

むしろ彼女の方から積極的に
舌を絡めてくるのでした。

 

何とかして口説きたい。

この状況を打破したい。

 

思い切って服の下に手を入れ
直で乳房を触りました。

 

『ちょっと、ダメ・・・』

 

と言いながらも、まんざらではない表情の彼女。

 

彼女の手を僕の股間に持ってくると
嫌がるそぶりは一切せず
むしろ積極的に
我が息子を触ってくるのでした。

 

さあ、そろそろいいだろう。

 

「とりあえず、ホテルに行こう。」

 

『いかない。何もしない』

 

「じゃあうちに行こう。タクシー捕まえれば行けるからさ」

 

『いかない、帰る』

 

「じゃあそっちの家に泊めてよ」

 

『だめ、一人で帰る』

 

 

くう。

どうにもならないこの状況。

 

声をかけたのが23時30分。

時計の見ると、2時30分。

 

なんと3時間も路上でぐだぐだやっていたのか・・・

 

このやり取りにも疲れてきたし
いい加減寒くなってきたので
最後、断固たる決意で彼女に伝えました。

 

「嫌がるようなことは一切しないし
もし、俺がそういうことしたら警察に連絡してもらっても構わない。

俺は自分と一緒にいたいから、今日はうちに来てほしい」

 

目を見て、真剣に、ゆっくりとした口調で。

 

どうだ?

 

『本当に何もしないよ?』

 

ようやく。

やっとのことで、交渉成立。

 

タクシーを止めて。

行き先を告げます。

 

新宿から僕の自宅までタクシーで帰るのは初めてでした。

 

一体いくらかかるのか心配でしたが。

首都高に乗り、猛スピードで自宅まで搬送してくれました。

 

タクシー内でも、彼女はがっつり
甘えてきました。

 

自宅に到着。

 

タクシー代は8,200円。

 

僕は普段、ホテルは使わず
自宅にお持ち帰りすることがほとんどです。

 

それはラブホ代の費用がバカにならないことと
自宅の方がくつろげるという2つの面があります。

 

いまの自宅は都心部から少し離れているので
ナンパで女の子をお持ち帰りするときも
基本的に電車で帰るようにしています。

 

これをナンパ仲間に話すと

「よく電車でお持ち帰りできるね」

と驚かれるのですが。

 

僕としてはタクシー代やホテル代を使いたくないから
電車に乗ってるだけなのですが。

 

でも今回はやむを得ず、新宿からタクシー。

 

8,200円は高いな。
これは今回だけだなと会計時に思いました。

 

時刻は3時過ぎ。

 

出会ってから3時間半。

 

『本当に何もしないよ』

 

と言ってタクシーに乗り込んだ彼女。

 

さてと、お手並み拝見といきますか。

 

アパートに入ると、

間髪入れずにキス。

 

どうだ?

 

全力で答えてくる彼女。

 

そのままベッドの上になだれ込み。

 

一枚ずつ丁寧に
おしゃれに着飾った衣類を
脱がしました。

 

透き通るようなすべすべの肌と
余計な脂肪が一切ついていない細身のカラダ。

 

小ぶりな乳房は良質の形を整えており
スラっと伸びた足は思わず嘗め回したくなるほど美しい。

 

彼女の服を脱がし終えると
今度は彼女が僕の服を脱がしにかかり。

 

僕の服を脱がし終えると
口、耳、首筋、乳首と
上から下へ、徐々に、徐々に、
絶妙の舌遣いで全身を嘗め回してくれました。

 

その間、彼女の左手は
僕の息子を掴んで話しませんでした。

 

お互いが高まったところで交差。

 

出会ってから3時間半。

 

『何もしないよ』

 

と言っていた一人の女性との交わり。

 

細身の体を存分に堪能し、
土曜の夜は幕を閉じました。

 

翌日は昼前に起きて、
自宅で簡単な朝食を食べ
最寄り駅まで彼女を送り、お別れしました。

 

 

彼女に声をかけてから
自宅打診の承諾を得るまでの間、
彼女は何度も、次の言葉を発しました。

 

『家には行かない』

 

『今日は一人で帰る』

 

『なにもしない』

 

しかし、実際はどうか?

 

彼女は帰ろうと思えばいつでも帰れたけれど
帰らなかった。

 

僕はナンパ師なので
帰ろうとする女性に対して

 

「ちょっと待って」

 

と言葉では伝えるものの、

 

本当に帰ろうとする女性と止めることはできません。

 

力ずくで引き留めるのは迷惑行為であり犯罪であり
そんな常識のない行為をすることはありません。

 

あくまでも、言葉と立ち振る舞いというツールを使って
女性の判断を仰ぐことしかできないのです。

 

なので、本当に帰る気があるのであれば
この女性はいつでも帰ることはできました。

 

しかし、この女性は

 

帰る

 

という選択をしなかった。

 

なぜ?

 

本当は帰りたくなかったから。

 

 

行為を終えたあと、
答え合わせをするように
出会ってから男女の仲になるまでのことを
二人で振り返りました。

 

彼女は土日休みの公務員。

年齢は26歳。

 

友達に誘われた合コンに参加したが
全然楽しくなかったが
付き合いで3次会まで参加した。

 

ようやく解放されたけれど
せっかくの土曜日が
楽しくない合コンで終わるのは
なんだか嫌な気分だった。

 

そんな時に、突然、声をかけられた。

 

悪い人じゃなさそうだし、
話していて楽しかった。

 

だから、ついつい話し込んでしまった。

 

そしたら終電を逃してしまった。

 

本当に帰るつもりでいたけれど
ヒロさんが帰してくれなかったから
帰れなかった。

 

僕の家に来たのも
ヒロさんが何もしないって言ったから
ついてきたの。

 

「でも、こうなってるじゃん?」

 

『だってそれはヒロさんが積極的だったから・・・』

 

結局、全部、僕のせいにされちゃいました。

 

でも、それでいいと思います。

 

乙女のたしなみとして、
女性から男性を口説くことはタブーとされているし
男性がら強引に口説かれたから
仕方なくついて行った。

 

仕方なくヤってしまった。

 

でも、大切なことは

 

女性が帰ろうとしなかったという事実

 

初対面の男性の家についてきたという事実

 

キスをして、男女の関係になったという事実

 

これはすべて、
女性自身が決断したうえでの行動なわけで。

 

その行動には必ず意思があるわけで。

 

その意思に基づいた行動なわけで。

 

その後、どんな言い訳をしようとも、
それは言い訳でしかなくて。

 

 

結論。

 

女性の言葉に真実はない。

 

行動のみが真実である。

 

それを実感した、土曜日の夜でした。